1995年1月の阪神大震災から約半月後、被災地は復旧作業が本格化し、土ぼこりが舞い始めていた。神戸市灘区の「稗田(ひえだ)公園」では、ピーク時約300人がテントなどで寝起きした。4家族の避難生活は、知恵と工夫にあふれていた。