前橋市の京都大名誉教授、斎藤衛さん(88)がマスターズ陸上競技に初出場したのは、80歳の時だった。85歳で男子走り幅跳びM85(85~89歳)クラスの世界新記録(3メートル83)を樹立した。学生時代は陸上選手だったものの、競技の再開は半世紀ぶり。「加齢による運動能力の低下は不可避だが、低下の幅を抑えることで、誰もが世界記録を目指すことができる」と語る。【庄司哲也】 ...