米国のヘゲモニー衰退はすでに1970年代から始まっていた。それまで米国を支えていた自動車産業が日本に追いつかれたのが大きな転機だった。その後はITや金融に経済の重心を切り替え、冷戦終結後は「世界の警察」を新たな看板にして、ヘゲモニーを長く維持すること ...